剣と魔法のログレス いにしえの女神を楽しむブログ 弐

何度もスマホログレスいにしえの女神を離れたりしていまだに初心者レベルを脱していないですが、素敵な人たちに囲まれて楽しくログレスをプレイしています。twitterは乗っ取られてしまいましたw

金造の悩み 

今回の記事はログレスとは全く関係がありませんので、ログレス関係は今日アップした前の記事をご覧ください。

これは先日LINEスタンプの作成のために生まれた金造のお話ですw

なお、勝手に遊んでいるだけですのでお食事中のかた、またジュースなどを口に含んでいるかたなどはこの記事を飛ばしてください。

 

 

 

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ここ最近LINEスタンプのポーズ決めで多忙な金造だったが、実はあることに悩んでいた。

なんでもLINEスタンプの審査を通して初めて一般にお披露目できるそうなのだが、その審査内容で肌の露出が多いものはどうやら通りにくいらしい。

そうは言われても金造はネトゲにハマってからというもの、服など着たことがない。

むしろ最近は服を着ることが異常に感じてしまうほど今のスタイルに慣れてしまっている。

 

自分はネトゲの世界に生きている。

その空間の中の自分こそが本物であって、リアルの見た目などもはやどうでもいいのだ。

しかし皆様の前に出ると決めた以上、それなりの形は残したい。

チャットの世界にいりびたろうとしても頭から服のことが離れない。

 

 

 

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金造は悩みに悩んだあげく、ある男に相談することにした。

実は金造には気になっている仲間がいる。

その男の名前は

 

「センター街のナオト」

 

実際に金造も本名は知らないが、会った時から皆にこう呼ばれていたのでそのまま覚えた。

もちろんナオトも金造の作ったグループ「超絶煌めきエステート☆」の一員だ。

 

ナオトがセンター街にあらわれると黄色い声がキャーキャーあがる。

優しい受け答えに、常にポジティブな発言が皆を虜にするのだ。

 

もちろん金造も虜にされた一人だ。

なぜかって?

金造はネトゲでは常に女アバターだからだ。

そんな皆を虜にするスペシャルな男に是非とも今回のスタンプ出演依頼をかわっていただきたい。

チャット内で人の心を欲しいままにする性格の持ち主なら、さぞかしリアルもかっこいいに違いない。そう思えたのだ。

金造はセンター街で待ち伏せして、ナオトが現れるのをずっとまった。

 

ちなみに。

センター街とは遊んでいるネトゲの待ち合わせ場所みたいな所で、ログレスで例えるなら城下町のようなとこだ。

センター街でたむろしている新人アバターとたわいもない話をしていると、いつものようにそこへナオトがやってきた。

すかさず金造は個人チャットへと切り替える。

 

「…こういうわけでナオたん。お願い☆」

繰り返すが、金造はネトゲの中では可愛らしい女だ。

時には色気を使った言葉でナオトを崩しにかかろうとする金造だったが、百戦錬磨のナオトはなかなか応じてはくれなかった。

「金ちゃんの頼みは聞きたいよ♪俺にとっては大切な人だからね☆」

「たださ、俺が世に出たらみんなのことあまりかまってあげられなくなるし♪」

 

しかしどれだけ断られても金造は引き下がらなかった。

金造は何度も頼み込み、最後には画面を見つめたままリアルでもお願いをしていた。

 

 

 

 

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その誠意が通じたのか、ついにナオトが折れた。

「しょうがないな☆金ちゃんを悲しませたくないから1回だけだよ?」

 

「ナオたん!ありがとぉぉぉぉ♪」

再三言っているがこれはチャットの中の金造のしゃべりかたである。

 

遂にこれで服を着たLINEスタンプを作ることが出来る!

何よりあの憧れていたナオトと実際に会えるのだ!

現実は88歳のおじいちゃんということを忘れ、金造はときめいていた。

 

そして再会当日。

ナオトからの申し出で、スタジオの中で直接会おうということになった。

金造は一人カメラの前で待ちながらナオトの到着をまった。

今日はナオトのために少しだけおめかしをしている。

 

後方から足音がする。

金造は緊張のあまり振り向くこともできずに、隣にくる気配を脳で感じながら正面をひたすらむいていた。

隣にナオトが並ぶ。

冷静を保とうとした金造の脳裏に突然あることが浮かんだ。

 

あれ?俺リアルじいちゃんじゃね?

てことは男同士だし、肩組んでも問題ないよな?

 

金造はナオトの肩に腕をまわし、ついにカメラのシャッター音がなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ナオト 78歳。

ナオトもまた金造と同じネトゲの世界に生きるスーパーおじいちゃん。

金造と違うのは、あまりにネトゲでもててしまうのでリアルももてていると勘違いをしているとこにある。

 

金造は心の中で確信した。

こいつだったら俺でもかわんなくね?と。

 

ただせっかくナオトがその気になっているのだ。

ゴメン。やっぱりなかったことに。というのも可愛そうだったので、とりあえず数枚とってもらうことにした。

 

 

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ノリノリになっているところで悪いが、きっとナオトの登場はここまでだ。

やはり「超絶煌めきエステート☆」の一員として、「センター街のナオト」として綺麗なままそっと胸にしまいこんでいたほうがよかったのだ。

 

金造はナオトと別れた帰り道、そっと洋服屋に寄った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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長々とすみませんでしたー!

せっかく描いたので、もったいない気がしてつい…。

今日は水の試練もやらずにひたすらナオトを描く1日。

 

ちゃんとログレスやろっとw